質 問 事 項

質問の要

 

平成30年度

予算編成方針

について

 

 

 

 11月初旬に、平成30年度の予算編成方針が出されましたが、今回は予算編成の方向性について、町長に質問いたします。

 

示された方針では、

『現状は健全団体ではあるものの、

内外の社会情勢をふまえると、

中長期的に財政構造を抜本的に見直してゆく必要がある』 

との現状分析のもとで、

 『町の総合計画に基づいた上で、

既存事業のゼロベースでの見直し、

住民生活目線からの優先度付け、

広域連携や将来的財政負担考慮 』

といった基本方針が示されています。

 

現状分析にある、「財政構造の抜本的な見直し」には、

大いに賛同するところでありますが、

一方で、それを受けた基本方針には、

「これが抜本的な見直しにつながるのか」

と疑問を抱いてしまいます。

 

 

 

基本的な方向は、

「行政の中で、各自が身の回りを再度チェックし、ムダを省いてゆき、その分を必要な投資に振り向けることで、財政構造を変えてゆこう」

といったものだと推測します。

 

全体的に現状を維持しつつ、こつこつと改善を積み上げる、

という姿勢は大変重要ではありますが、その積み上げの

到達地点、目先のゴールが示されない限りは、なかなか

財政のスリム化は達成されるものではありません。

 

網羅的に、経費を何パーセントか削減、というものではなく、

削減余地のある費目を見出し、重点的に削減を行なう。 

そのために一時的な投資も必要となるでしょう。

その予算措置をすることで、経費削減への姿勢を示す。

といった事も必要かと思われます。

 

「三宅町総合計画」にもとづいた予算編成とありますが、

これは、あくまでも方向付けを示すものであり、

中長期的な数値目標が示されたものではありません。

 

年度予算の編成にあたって、この先、3年、5年後に本町の

財政構造をどのように作り変えてゆくのか、

3年後、5年後の数値目標をともなった具体的なイメージ、

が必要と考えますが、所見をお聞かせください。

 

 

以上