吉田「なんか空間とか部屋とかオーバーテクノロジー過ぎてついていけねえわ、部屋の異動とかやりかたサッパリなんですけど」
アゲ「ボクらもよくわかってません、ここは存在そのものが曖昧なもんですから」
吉田「はー、わかんね。あ、ここの時間の流れ方って、えーと?俗世?とは違うのか?」
アゲ「それも曖昧でね、時間の概念もあまりないんです。天国の門はその仕事上、俗世の時間の流れに合わせてる感じですけども、夜が明けることも日が暮れることもありません。ややこしいときはもう、俗世でいう何時間、とか、そんな感じで会話しますね。ああ、東京支部の方はちゃんと俗世時間に合わせて終業時間もきっちり決まってるそうですわ」
吉田「…先に確認しとく、こっから帰ったら浦島太郎になってたってことないよな」
アゲ「ボクらがタイやヒラメに見えるんですか?」
吉田「立場上ペテロが乙姫になるじゃん…まあ、寝た日の次の日の朝に起こしてくれんの?って話」
アゲ「それはボクが決めることやないですけど、通常はそうやないですかね」
吉田「よーく言っといて、絶対そうしろってあいつに伝えといて」
アゲ「ペテロはんが親の仇みたいな言い方」
吉田「実際仇みたいなもんだよ」
アゲ「いやいやあの時は君勝手に死んだんでしょwww」
吉田「うるせえよ」
アゲ「勝手にwww躓いてwwww」
吉田「二度とすんなっつったろ!!お前ホント弁護人かよ!!」


ステ「…はあ」
東京「(ガタッ)帰ります」
ステ「あらあらそうですか?帰らはります?」
東京「はい、今すぐに」
天使「あ、お茶漬けありますけど」
東京「帰ります!!」
ステ「そんなお急ぎにならへんでも、いややわあ東京の方はみなさんそんな感じなんです?うち、ちょっとショックですわ…」
東京「うっ…うう」
天使「おおかたじゃんけんで負けてここ来たんやろうに不憫すぎるわ…(通信が入る)…あ、ペテロはんの居場所わかりましたで」
東京「!!」
ステ「あらあらあら、ほしたらもう少しお待ちになったらどないです?ほらぶぶ漬けもご用意しますし」
東京「帰ります…っ!帰らせてくださいいぃ!」


50「なあ、ペテロはん、さっきから通信機鳴りっぱなしやし、引いてまっせ、竿」
ペテ「おー、待って今ええとこ、このコミュ上げ切ったら」
50「あかんて、持って行かれるて、ああもう、はよ!通信機切れたし!竿の方はよ!」
ペテ「なんやねんなもう、小うるさいわ〜、ゆっくりできるて聞いたからついてきたのに」
50「ボクら釣りしてるんですわ、今がクライマックスなんですわペテロはん、せやから引いてるって竿!」
ペテ「やり方いまいちわかれへんしやっといてくれる?今手ェ離されへん」
50「アンタ邪魔しにきただけやないですか!帰って!絶対通信機鳴ってんのも呼び出しやん!」
ペテ「もうちょっと待ってて、あ〜ええやんええやん、わかってきたわオタクの心、これが萌えや」
50「んぎぎ…、おいこら、はよPSP置け、手伝え!アホ!」
ペテ「コレVitaですぅ、PSPやないですぅ」
50「なんでもええからはよ引け!ほんで引き上げたら仕事戻って!もおおおお!!!」

つづく