異世界グルメ無頼旅 職場を解雇された素人料理が趣味の男が 船に乗りながら世界一周・ 寄る先々の港で料理を作るだけでお金がもらえるという とてつもなくうまい話に飛びついたら 料理作りながら異世界放浪する羽目になった話 〇主人公:保坂月也 神々が実在する世界に、客人神として招かれた「保食神(うけもちのかみ)」。 前職はブラック気味の営業職。 体を壊してしまい、そのまま解雇に。 どうせならあちこち旅できてうまい飯食える仕事ないかなーと思って求職してたら、 たまたま豪華クルーズ船に乗って寄る先々で飯を作ってふるまうだけという仕事を見つける。 しかし初仕事で泥酔して寝過ごし、船に乗り損ねたことで自力で 大陸中のチェックポイントを巡る羽目に。 かなりちゃらんぽらんな性格だが、割とお人よしでもある。 いい加減な男料理しか作れず、料理の知識もそんなにないが異世界スマホでクックパッド見て頑張るよ。 チート能力として 「現代日本に流通している調味料を取り出す」 「料理を作る際に1つだけ材料を取り寄せる」 「作った料理を複製する」 「自動翻訳」を持つ。 体が裂けると穀物とか魚とか肉とかが出てくるらしい。 実は現代世界から料理人を募集したところ、 あんまり募集がこなかったのでいないよりマシ程度の感覚で呼ばれた。 〇ハーフエルフさん 諸国を旅するまじめな料理人エルフ娘。 主人公のことを、さまざまな知識を持っている伝説的な料理人と勘違いしており、 一応は神である主人公を信仰対象として選んでしまう。 四元素魔法に精通しており、冒険知識も豊富。 前職はアークウィザード。 転職動機:血生臭い世界に嫌気がさし、人々を笑顔にさせる仕事をやりたいと思いました。 半分エルフだから植物系の料理が好きですと自分では言っているが、肉もバクバク食べる。 〇担当さん 異世界政府の観光課に所属する今回の企画の担当者。 初仕事でいきなり酔っぱらって船に乗り過ごした主人公に頭を悩ませている。 ▼世界設定 〇客人神グルメツアー 異世界の料理人を集めて、行く先々の港で料理をふるまってもらうことで ふるさと物産展+異世界の料理文化の拡散を狙った企画。 参加者は指定の都市で料理を作り、満足させたぶんだけギャラを得ることができる。 実はこのとき信仰が集まっており、信仰を集めることで神としてのランクアップが可能。 ツアー船に乗り損ねた場合、自力でチェックポイントを回り、規定量の信仰を集めるまで元の世界に帰れなくなる。 〇異世界スマホ 異世界における地図や信仰量の照会、担当者との電話、金銭の引き落とし、元の世界のクックパッドの参照ができる便利アイテム。 振るとお金が落ちてくる。 超重要アイテムなのでなくすと大変。 〇世界 考えるのめんどくさいから地形は現実と同じ。 ユーラシア大陸が旅の舞台となる。 ファンタジー世界だが文明は近代レベルに発達しており、鉄道も走っている。 野良モンスターはそれなりに存在。 世界の支配者は神々であり、現代世界の神話に登場するものと同じ名前の神々が地域ごとに君臨している。 〇客人神 異世界からの来訪者のこと。 元の世界でただの人間であったとしても、この世界に呼ばれた時点で神格を持つ。 信仰を集めることで奇跡を起こすことが可能。 しかし信仰が集まってなければ人間と同じようにあっさり死ぬ。